更年期を楽しく迎え乗り切るためのアロマ・よもぎ蒸しサロンを開業~自分自身の人生を生きるために~

黒澤純恵 さん

黒澤さんは、3人の子どもを持つシングルマザー。会社員として働きながら、グラミン日本のマイクロファイナンスを活用して、自宅の一部を改装し、アロママッサージとよもぎ蒸しを行っています。

黒澤さんとグラミン日本との出会いは、シングルマザーを支援している「ハートフルファミリー」の理事から、グラミン日本の「ミライWorkShop」を紹介されたこと。
「人生曲線」や「家計シミュレーション」などのワークを通し、自分自身が大切にしている価値観や信念を具体化し、将来こうなりたいと思う自分の姿や、実現させたい夢を明らかにする、グラミン日本の「ミライWorkShop」。
このワークショップに参加することで、自分自身と向き合う時間が作れたという黒澤さん。中でも「人生曲線」を書いた時、今まですべて子どもを中心に物事を考えてきていたことに気づき、これから先は自分の時間を大切にして、少しでも人の役にたてることをしていきたいと感じたそう。

さらにワークショップを通して、自分の好きなこと、できることについて考えていった黒澤さんは、以前から好きで、一時期仕事にもしていたアロマをやりたいと思うようになります。5年ほど前に病気になり、お金よりも時間が大切、時間は有限だととても強く意識したことも、今回の決断を後押ししました。。
「ミライWorkShop」を通じて、自分自身と向き合っただけでなく、グラミン日本のプログラムの特徴である、お互いに助け合いながらステップアップを目指す5人一組のグループの仲間からの刺激もあり、起業に向かって進んでいきました。

現在は正社員として働きながら、友達の友達までなどの限られた範囲で、サロンの営業を始めた黒澤さん。ご自身のブランディングについて真剣に考え、「更年期を正しく迎え乗り切るためのアロマ・よもぎ蒸し」をテーマにInstagramなどで情報発信もしています。いずれは、アロマ・よもぎ蒸しの仕事一本でがんばっていきたいと考えているそう。

自身の経験を通じて、同じような境遇のシングルマザーの方に、例えば、グラミン日本の支援を受けて、何か事業を創り上げたりそこに専念するのは、今後の人生のためにとても良いと感じていると言います。

「余裕が出てきたらご近所に住む高齢者に、お茶を飲みながらゆったりとアロマを楽しんでもらい、少しでも不調を改善してあげるようなことができたらいいと思っています」。そう笑顔で目標を語ってくれた姿がとても素敵でした。