橋本美奈子さんは、3人のお子さんを持つシングルマザーです。2024年1月にセラピストとして独立、ご自身のサロン「millions of smiles salon IDOCRASE」を立ち上げ、人々を癒す活動を続けています。セラピーとの出会いは、息子さんが自律神経の病気にかかり、ご自身も治療と仕事の両立に心身が消耗していたときでした。その経験から、他の人々を癒す力を身につけたいという強い想いが生まれたそうです。
今回は、橋本さんの起業までの背景やグラミン日本との出会いについてお伺いしました。
グラミン日本との出会いは、セラピストとしての起業を目指していた橋本さんにとって、まさに天からの贈り物でした。起業のため融資先を探していた矢先に、グラミン日本が仙台に支部を立ち上げるというニュースを目にしたのです。迷うことなく、グラミン日本が実施する「ミライWorkShop」に参加し、約2年間で起業、セラピストとしての道を歩み始めることになりました。
セラピストへの道
橋本さんがセラピストを目指すようになったのは、息子さんの病気がきっかけでした。3人兄弟の末の息子さんが、中学生時代に自律神経系の病気で体調を崩してしまいました。ご飯が食べられない、突然意識をなくして倒れてしまうなど、深刻な状態。しかし、病院での診断では原因が分からず途方に暮れ、「誰に相談すればいいのか」という孤独感に押しつぶされそうになったそうです。そんな時に「イーマ・サウンドセラピー」という音響振動療法に出会い、息子さんと自身の回復に大きな効果をもたらすことになりました。この時の経験が、他の悩んでいる人々にも役立つのではないか、またそういった活動に身を捧げたいという想いに変わっていきました。
グラミン日本での出会いと現在
グラミン日本のワークショップに参加した時には、全国各地の受講生と知り合うことができました。受講生には遠方に住んでいる方もいて、自分と同じ思いをもっていることにご縁を感じたそうです。全国の受講生と一緒に起業に向かってお互いを励まし合いながら起業に向けた準備を進めることができました。
また、グラミン日本の支援では5人組だけではなく、メンターも一緒に伴走します。一歩引いたところからアドバイスをくれるメンターは貴重な存在。融資する側・受ける側の関係性を超えて、一緒に喜怒哀楽を共にするメンターの存在は、橋本さんにとって大きな心の支えとなりました。
現在、橋本さんはセラピストとしての活動の他に、東北を拠点として子連れママの居場所づくりや、子どものセラピー、妊婦さんの支援など多岐にわたり活動を広げています。ご自身がアンテナ高くいろいろな場に足を運んだことの賜物なのでしょう。
グラミン日本は、力強く人生を切り開く橋本さんをこれからも応援していきます。
橋本さんが参加された、無料のオンラインワークショップ「ミライWorkShop」はこちらで開催中!