「好き」を仕事に 服レンタル事業を立ち上げ

岡春翔 さん

TikTokerでモデルの岡春翔さん。インスタグラムとTiktokの合計フォロワー数が50万人に迫る、いわゆるインフルエンサーです。
ファッションとサッカーが大好きで、10代のころから「好き」を仕事にして起業したいと夢見ていました。

「特にファッションは大好きでしたが、シーズンごとに大量の服が作られては廃棄されていることに疑問を感じていました」
ファストファッションの台頭などによって衣服のライフサイクルは短くなる一方で、環境省の調査では1年間1回も着ない服が1人あたり25着もあるとされます。

「たくさんの資源を使って製造した服を廃棄することで、さらに環境負荷が発生する。リユース事業を通じて服の寿命を長くすることで、この悪循環を断ち切りたいと考えたんです」

しかし、その思いを周囲の大人や友人に話しても、経験も資金もないのに実現できるわけないと相手にされないことが多かったと言います。そんな自信を失いかけていた時に出会ったのがグラミン日本でした。
「若手の社会起業家向けのサポート事業を手がける今井帆世さんに、グラミンを紹介してもらったんです。最高にうれしかったのは、自分の夢を決して否定せず、リスペクトしてくれる人たちがいたこと。ここでなら『好き』を仕事にできると確信しました」

ワークショップに参加して、ビジネスプランの作成や事業化までのステップをいちから学んだ岡さん。グラミンローンを利用して、2021年には定額制のレンタルサービスや古着ビジネスを展開する「AIOON」を立ち上げました。

「まだまだうまく行かないことも多いけど、グラミン日本との出会いががんばる力の源になっています。本気でかなえたい夢があるなら、一度グラミン日本の説明会やワークショップに参加してみればいいんじゃないかな。僕みたいに人生が変わる人がきっといるはずです」