横治明彦さん

横治明彦さん

所属
コンプライアンス
分類
個人プロボノ

入会のきっかけ

10年ほど前に菅さんの「マイクロファイナンス」という本を読んで、グラミン銀行のことを知りました。金融系の会社で働いている私としては、「金貸し」は儲けるもの(「晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる」のが金融)と思っていたのですが、それが社会的課題を解決したり、貧困から救い出す手段にできる、ということに強く感銘を受けました。それからソーシャルビジネスに関する本を何冊も読み漁り、何か自分もそういったものにかかわりたいと思っていましたが、当時グラミンのような機関や団体は日本に存在しておらず、それからしばらくが経ちました。昨年のある日、日本経済新聞でグラミン日本のことを知り、すぐそのその日うちにホームページにアクセスをして、何らかの形でボランティアとしてかかわりたい、とメッセージを送りました。それから数か月後にご返事をいただき入会に至ったというものです。

やりがい

先ほど述べたように、とにかくグラミン日本という組織に関わりたい、という思いがあったので、それだけでも満足なのですが、30年ほど社会人として培ってきた知識や経験が、現在勤めている会社以外のところで、何かの役に立てているというところが、プロボノとしてグラミン日本に関わっているやりがいとなっています。いろんなバックボーンや専門知識を持った優秀な方々が参加されていますので、いろんな刺激を受けつつ、自分も何かの役に立ちたいというのがモチベーションとなっています。

入会希望する人へ一言

グラミン日本に入会されたい人は、グラミン日本において、貧困という社会課題を解決し、困っておられる方々を助けたいという強い思いがあってのことかと思います。しかし実際に支援者の方々と顔を合わせ、会話したりするのは一部の部署や役割のボランティアであり、大半のボランティアの方は裏方として活動することになります。特に私の所属するコンプライアンスチームは、支援者と対面することもなく、またグラミン日本の活動、というよりは普通にどこの会社にでもあるバックオフィス部門で、業務の内容も直接的にグラミンだからとか、ソーシャルビジネスだからとか、あまり関係ない業務が大半です。ですから、あまりに思いが強すぎると少しがっかりするかもしれませんが、それでもこの祖組織に関わって、その業務がグラミン日本の活動において何かの役に立っていることを実感し、それにやりがいを感じられるようであれば、皆様がこれまで培ってきた知識や経験が、必ずグラミン日本の活動に役に立てるものだと思います。まだまだ未完成の組織なので、皆様のお力添えをお願いします。