不動産業界を中心にテレワーク対応可能な業務の紹介を通じて、シングルマザーの就労に関する課題の解決を目指す
一般社団法人グラミン日本(事務所:東京都中央区、理事長:百野公裕 、以下 グラミン日本)は、事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)が運営するママの就労支援事業「LIFULL FaM」と、シングルマザーの就労支援に向けて連携推進を2024年11月13日(水)に合意しました。
シングルマザーの就労に関する課題
子育てと家事を一人で担う必要があるシングルマザーは、柔軟な勤務時間を求めるケースが多いです。しかし、柔軟な働き方が可能な職場は限定されており、結果としてパートタイムや臨時雇用などの低賃金職を選択せざるを得ない状況があります。
さらに子育てのためにキャリアが中断されたり、スキルを磨く機会が少ないことで、選べる職種が限られる状況下に置かれています。また、シングルマザーを支えるネットワークやサポート体制が十分でなく、その結果、シングルマザーが孤立することが社会課題にもなっています。
課題解決に向けたグラミン日本とLIFULLの連携について
グラミン日本は、シングルマザーの就労に関する課題の解決に向けて、ママの就労支援事業「LIFULL FaM」を運営するLIFULLと連携してシングルマザーへの就労支援活動を推進いたします。
LIFULL FaMが展開する就労支援事業の特徴は、「働く時間や場所を自由に選べる柔軟性」にあり、子育てと仕事を両立させる必要があるシングルマザーにとって魅力的な選択肢となります。
今回の連携では、相対的貧困脱却の支援を行うグラミン日本が支援を行うシングルマザーを対象に、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」で培ったネットワークを駆使し、テレワークなど柔軟な働き方が可能な業務を不動産業界中心に紹介します。また、今後は不動産業界でのシングルマザーの就労を見据え、宅地取引主任者資格の取得を目指したリスキリング事業など、グラミン日本とLIFULLのノウハウを活かした新たな支援策を検討してまいります。
LIFULL FaM事業責任者 秋庭 麻衣氏のコメント
LIFULL FaMは「子育てと仕事をハッピーに!」をコンセプトに、一人ひとりにあった両立の仕方を実現できる仕組みを展開してまいりました。事業を通して、在宅で自分に合った時間で仕事ができることで、子育てとの両立が実現しやすいことや、仲間とのコミュニティが孤独を解消し、子育てと仕事をハッピーに彩っていることを実感してまいりました。今回、グラミン日本との提携により、シングルマザーの方々の就労をサポートし、貧困や孤独といった社会的課題の解決に向けて努力してまいります。この提携により、LIFULL FaMの仕組みを活用して、より多くの人々が子育ても仕事も大切にできる環境を整えることを目指してまいります。
LIFULL FaMとは
https://lifull-fam.com/
LIFULL FaMは「子育てと仕事をハッピーに」をコンセプトに子どもを持つ女性の長期的なキャリアアップを支援する「ママの就労支援事業」を展開しています。ママたちが子ども連れで出勤できるよう、オフィスには保育士やチャイルドマインダーの有資格者がいるキッズルームを併設し、Webマーケティング関連業務を中心にスキルアップしながら働ける仕組みを全国4か所に構築しています。
2018年には、東京に次ぎ福井県鯖江市で空き家を活用したオフィスをオープンし、島根県雲南市、宮崎県宮崎市、岩手県釜石市に展開、社員から業務委託まで、それぞれのライフスタイルに合わせた形態で働ける環境を整えることで、これまでに100人以上のママたちにテレワーカーとして活躍できる場を提供しています。
株式会社LIFULLについて
(東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして約60の国と地域でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。