「誰かのために、何かできる人になりたい。」その夢を支えたのは

望月愛巳 さん

自分が身につけたスキルが、思いがけず周囲の人に喜ばれた。。。望月愛巳さんが起業を考えたのは、そんなちょっとした出来事からでした。

「私は留学経験があったため、英語が話せました。それでママ友に頼まれて、ときどきお子さんに英語を教えていたんですが、それがいつの間にか口コミで広がって。英語を習いに来る子どもたちが、どんどん増えていったんです。いつの間にかイベントに45人も集まるようになって、これはビジネスになるかも?と思うようになりました」

フルタイムで働きながら、小学生の娘さんと生活している望月さん。週末に自宅で子ども向け英語教室を開催する中で、自分に足りないものも感じるようになりました。

「英語って、何のために学んでいるのかわからないと、子どもたちもやる気が出ないので、『英語を学んでこうなりたい』という目標を設定することが大事。だから、たまたま出会った夢を実現するためのツール”MIRAI Map(未来マップ)®”を使ったワークを通して、子どもたちに『夢=目標』を伝えたいなと思いました。」

MIRAI Map®とは
MIRAI Map (未来マップ)授業とは、「 ”夢” を原点として考えたとき、社会はどう再構築されるんだろう?」という問いをもちながら、2030年の ”地球の声” を聴いて、未来の ”夢” をえがきます。
https://happiness.123-coach.com/mirai-map

「でも、その養成講座に通うにもお金と時間がかかるし、娘はまだ小さいし・・・と躊躇していました。それに、英語教室は私が単純に楽しくてやっていたけれど、ビジネスにするなら、金融の知識や『起業する覚悟』が必要。。。。そう考えていたところに、シングルマザー支援協会さんのメルマガで、グラミン日本のミライWorkShopの案内が流れてきたんです」

ミライWorkShopとは、「稼ぐ力」を身につけ、就労/起業を目指す無料のワークショップ。その上、WorkShopを修了すれば、起業資金の融資も受けられる点が、望月さんにはぴったりでした。

「シングルマザーはかわいそう」?

「稼ぐ力」を考える時、望月さんには、忘れられない経験があります。

「ずっと以前、シングルマザーを支援するイベントに行った時『シングルマザーは、かわいそうな人達だから・・・』みたいに扱われたことがありました」

それが心に引っ掛かり、「少し元気なシングルマザーが、まだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引こう!」というシングルマザー支援協会からのメルマガに奮起し、少しづつ収入アップを重ねてきた望月さんですが、時に起業に迷うこともあったと言います。

「すごく起業したいっていう覚悟があったわけじゃなくて、自分が起業したいのかどうかもよくわからないまま、ミライWorkShopに参加しました。そこで出会ったのは、先を行く同じシングルマザーの先輩たち。偶然の巡り合わせで、5人一組の互助グループとして出会った皆さんも、迷いながら試行錯誤している姿を目の当たりにして、私も置いていかれないように頑張っています。2週間に一度のセンターミーティングでは、次までに何かみんなに報告できるものを用意しないと!というモチベーションで、英検受験や”MIRAI Map®”の養成講座を受けました」

現在は、グラミン日本からの融資金で英語教室の教材を購入したり、MIRAI Map®の受講料に充てて、より質の高い学びを子ども達に提供する準備をしています。

「ずっと『誰かのために何かできる人になりたい』と思ってきました。グラミン日本では、挑戦してみる!ってことだけ決めれば、それを支えてくれるプロの方々と仲間がいて、歩みを進めるための環境が用意されています。起業を目指して誰かに手伝ってほしいと思う時に、何の利害関係もない新しい出会いって、すごくありがたいです」

5人組の仲間に刺激された望月さん。英語教室以外にも季節のイベントや国内留学を企画したり、大人向け英会話クラブの司会をこなしたりなど、精力的に活動の場を広げています。

広い世界に出ようとする人に、語学力と夢を描く力を。
偶然の出会いに後押しを受け、望月さんの夢もミライに向けて着実に進んでいます。