みんな違って、みんな濃い。
いつもよりちょっと濃い?
コーヒーを愛する全国のお店で考案された
オリジナルメニュー、その名も、“濃ぃヒー”。
この1杯を飲む時間に耳を
傾けてほしいことがあります。
私たちグラミン日本は、起業・就業の応援を通して
多くのシングルマザーの自立を後押ししてきました。
希望と異なる働き方に偏ってしまう、
キャリアアップしづらいなど、
彼女たちの能力は社会に埋もれがちなのが現状。
まだまだ応援の力が必要です。
時間やお金など多くの制約のなか、
子育ても仕事もこなす。
彼女たちの人生は、きっとそれぞれに濃い。
そんな気づきから、濃い人生を濃いコーヒーに重ねたこの活動。
購入金額の一部が、グラミン日本に寄付されます。
酸いも甘いも苦いも詰め込んだ、
まるで人生みたいな濃い1杯をきっかけに。
誰もが活躍しやすい社会に
前進することを願っています。


「濃ぃヒー」が生まれるまでのストーリー
売上の一部がシングルマザーの就業応援の寄付になる、特別な濃いコーヒー。
コーヒーを愛する多様なお店が思い思いに考案した、濃い味わいが日本全国で楽しめます。
応援への参加ステップ

.png)

.png)

.png)
みんな違って、みんな濃い。
みんなの濃ぃストーリー

時間やお金、多くの制約のなか、子育ても仕事もこなす彼女たち。
逆風もあったけど力強く前に進んできた、濃い人生ストーリーを集めてみました。
自分の好きやワクワクを仕事にするって
こんなに幸せなんだ。
群馬・逆境を力に変えたサロン開業ママさん

黒澤さんは、3人の子どもを持つシングルマザー。
会社員として働きながら自宅の一部を改装して、
更年期を楽しく迎え乗り切るためのアロマ・よもぎ蒸しサロンを開業しています。
明るくてお話上手な黒澤さん。そんな彼女も、開業する前は、就職で苦労した時期がありました。
入社面接では開口一番「子供が熱を出した時はどうするの?」と言われ、
実際に働きはじめれば「シングルマザーを武器にしている」と心ない声を受けたそう。
心理的にも物理的にも休みづらさを感じながら、必死に時間をやりくりする毎日。
子供たちの授業参観にも行ってあげられず、「お金持ちの家の子に生まれたかった」と言われてしまったことも。
希少がん・乳がん・胃がんと次々大病も患い、子供への申し訳なさや、稼ぎ頭と母親の2つの役割の間で苦しんだと言います。
すべてを子ども中心に考えてきた人生。最初は引っ込み思案で「自分には何もできない」と感じていた黒澤さん。
転機は、グラミン日本の「ミライWorkShop」に参加したことでした。
自分自身の価値観や信念を掘り下げる中で、これから先は自分の時間を大切にして、少しでも人の役にたてることをしていきたいと感じたそうです。
「そうだ!以前から好きで、一時期仕事にもしていたアロマをもう一度やろう」
出会った仲間と頻繁に話を交わしたことが、新しい一歩への大きな刺激と後押しになりました。
生き生きした彼女には、今サロンの他にもう1つ野望があります。
大病をしていた当時、一番不安だったのはやはり、生活のこと・お金のことでした。
今彼女の一番の目標は、シングルマザーや病気をした人、そのせいで生活に不安を抱える人たちの支えになることです。
あまり体力を使わなくても在宅や楽な体勢で仕事ができる環境をサポートして、生活の不安を取り除ける存在になりたい。
黒澤さんのチャレンジはますます広がっています。
そんな彼女が、今子供たちに一番伝えたいこと。
それは、「会社で働くだけが仕事じゃないよ、自分がワクワクすることをしてお金を稼ぐ道もあるんだよ」ということ。
黒澤さんの今の笑顔がお手本になっているはずです。
娘のやりたいことをさせてあげたい一心です。
東京・マルチタスクな保育士ママさん

武川さんの仕事は保育士さん。
自身も1人の小学生の娘さんを育てながら、
職場の保育園では1日中子供たちと遊んでへとへとになる毎日を送っています。
そんな彼女の一番のモチベーションは、やはり娘さん。
「親にやりたいことさせてもらってきたから、子供にもやりたいことをさせてあげられる余裕を持ちたい。」
そのために、収入が伸びにくい保育士の他に副業を頑張ると決意し、知人の紹介でグラミン日本と出会いました。
グラミン日本のプログラムの中には、お金の使い方や、自分のアクションや成果の経過を共有する会があります。
相談できる場所と毎日顔合わせる仲間ができたことで、安心感と同時に、
自分の中にお金や仕事への意識が高まっていくのを日に日に感じたそうです。
一番嬉しかったのは、「私ってこんなに頑張れるんだ!」とますます自分のことを好きになったことです。
「時間も足りてないし、体力ももっと欲しいですね」と微笑む武川さん。
いかに自分の時間を作るかが勝負だと語る彼女は、目まぐるしい毎日を通して、
一度にいろんなことを一気にできるマルチタスク力がついたと振り返ります。
パックしながらご飯を作って洗濯したり、通勤も耳で勉強をしながらウォーキングで向かう。
「体力もつくし、心も思考も回りやすくなりますよ!」とどこまでも前向きな彼女。
仕事の後も子育てや家事を終わらせて、必ず2時間は資格の勉強や調べ物の時間を取っているそう。
今は、シングルマザーになってから諦めていた習い事も再開したい、
もっと広い家に住みたいという目標に向かって、走り続けています。
経済的に余裕はなくなりがちだけど、シングルマザーだってそれぞれ楽しんでることを世間に知ってもらえたらいいなと語ってくれました。
働くことは自分の誇りや
居場所になるものだから。
山梨・困る人を見逃せないアクティブ支援ママさん

30代になる息子さん2人をシングルで育ててきた加藤さん。
幼少期は特にとにかく時間がない。
”母親”でありかつ”稼ぎ頭”である代替不可能な存在だからこそ、
体調を崩すと家庭も仕事も全てがもたなくなると毎日気を張り詰めていたそうです。
そんなお子様ももう30歳と20代後半。
「最近は気が緩んで風邪もひけるようになった。」と笑う加藤さん。
実は大きな人生の転換期がありました。
それは、2011年3月11日。息子さんの下宿先を探すため東京に来た際、ちょうど東日本大震災に遭った加藤さん親子。
惨状を目の前に、「自分がもらったものを今度は人に返していこう。」と決意を固めたのです。
シングル家庭の支援は多くあるものの、制約が多く実際はうまく使えない制度も多い。
加藤さんも、存在を認めてもらえない感覚に心が折れたこともありました。
すべての人が認めてもらえる場所を自分の手でつくりたい、自分の知見を地方に活かしたいと考えました。
決めたとなったら、素早く大きく動いていくのが加藤さんの持ち味。
環境や性別により生き方が制限されてしまう子供たちの支援や居場所づくりとしての学習支援、
女性の起業を支援するコワーキングスペースの設立、
子育てや介護、障がいなど働きにくさを抱えた方たちと一緒に働く在宅ワーク企業の立ち上げと続々とアクションを起こしました。
さらに事業を大きくする仕組みを勉強するため、グラミン日本のワークショップに参加。見守ってくれる仲間と場所ができてさらにパワーアップしています。
今興味があることは、ソーシャルビジネスを始めた女性たちと、その女性たちを支えるバックオフィス人財のマッチング。
「1人で孤立していたら私は何もできなかった。働くことは自分の誇りや居場所になるものだから。
仕事をつくるのではなく、働く価値をつくりたいんです。」
加藤さんの大きな野望に目が離せません。
Q. 「グラミン日本」とはどんな団体ですか?
A. シングルマザーにマイクロファイナンスやデジタル人材育成プログラムなどによる起業や就労・ 自立のサポートを行う一般社団法人です。グラミン銀行のノウハウを生かし、 主に生活困窮の状態にあるシングルマザーや非正規労働の女性を中心に、 マイクロファイナンスや5人組の互助関係を提供するとともに、多様な企業・団体とのパートナーシップの下で、 就労および新たな事業機会を共創し、「一歩を踏み出す機会」を提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。
Q.「濃ぃヒー」とはなんですか?
A.購入金額の3%が「グラミン日本」への募金になり、シングルマザーの起業・就業の応援へとつながる特別な寄付型コーヒーです。 コーヒーを愛する日本全国の多様なお店が思い思いに「濃いコーヒー」を考案しました。
Q.「濃ぃヒー」とはどのようにして生まれたのですか?
A.シングルマザーの起業・就業を取り巻く環境はまだまだ厳しく、希望と異なる働き方に偏ってしまう、 キャリアアップしづらいなど、彼女たちの能力は社会に埋もれがちなのが現状です。時間やお金など多くの制約のなか、子育ても仕事もこなす彼女たちの人生は、 きっとそれぞれに濃い。そんな気づきから、濃い人生を濃いコーヒーに重ねたチャリティ活動「濃ぃヒー」が生まれました。 購入金額の一部が、シングルマザーへの応援としてグラミン日本に寄付されます。
Q. 寄付の使い道はどうなりますか?
A.シングルマザーの就労・起業の応援を目的とした、団体の活動費用に充てさせていただきます。 具体的には、就労機会に繋げるための知識・マインド・スキルの習得を目的にした多様なワークショッププログラムの開催。 また、企業・団体などのパートナーと協働してシングルマザーの雇用機会を創出するために行っている活動( 例えばワークショップや伴走サポート、研修)の人件費や経費など。詳しくはこちらをご覧ください。
Q.「濃ぃヒー」の中身は通常のコーヒーメニューと違いますか?
A.はい。「濃ぃヒー」を販売しているカフェショップは全国にあり、今回はそれぞれのお店が思い思いに「濃い」をコンセプトにしたオリジナルメニューを販売しています。通常と焙煎の仕方が違ったり、期間限定のアレンジが加わったりしています。
Q. 期間はいつまでですか?
A.女性の権利や機会をエンパワーする国際的な活動日「国際女性デー」である2024年3月8日(土)からの2ヶ月間の開催です。*一部店舗は開催時期が異なります。
Q. どこで開催していますか?
A.オンライン販売、リアルの店舗を含め、東京・神奈川・大阪など日本で開催しています。 お店の情報は、当サイトのSHOP項目をご確認ください。